若い加藤和彦のように ～加藤和彦トリビュートアルバム

雨の糸 
北山修／加藤和彦／編曲：坂崎幸之助


雨は絹の糸でした
白い白い絹の糸
雲の上に住んで居る
女神が織っていたという

ところが　ある雨の日に
悪い坊やがやって来て
女神がやさしく織っていた
雨の糸を引っ張った

雨は切れて大空へ
虹となってかがやいた
雨の糸にからまって
女神は落ちて死にました

それから必ず雨の日に
悲しいつめたいものが降る
ガラスのようにキラキラと
かがやきながら落ちて来る

それ　死んだ女神を
愛した若い神様の
絹の糸よりまだ白い
流す悲しい涙なの